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株式会社OZsoft ネットワークソリューション事業部研修講師Minami Yoshikawa / Ryoga Wada株式会社OZsoft ネットワークソリューション事業部研修講師Minami Yoshikawa / Ryoga Wada

「現場で起きる問題を解決できる」
エンジニアを輩出しています

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「現場で起きる問題を解決できる」
エンジニアを輩出しています
ITエンジニア
株式会社OZsoft
ネットワークソリューション事業部 研修講師 Minami Yoshikawa / Ryoga Wada

「2030年には、ITエンジニアが 最大で79万人不足する」。経済産業省が2019年に『IT人材需給に関する調査』の中で発表した予測だ。この国家的課題の解消に貢献しようとしているITベンチャーが、東京・秋葉原の一画に本社があるOZsoft(オズソフト)。独自の研修制度によって、未経験者を育成し、インフラ 系エンジニアを輩出している。今回は、研修の講師であり、現役エンジニアとしても活躍しているMinami YoshikawaとRyoga Wada に、研修内容と「ITエンジニアとして活躍できる条件」を聞いた。


PROFILE
■左:Minami Yoshikawa(ネットワークソリューション事業部/研修講師)
■右:Ryoga Wada(ネットワークソリューション事業部/研修講師)

インフラ系の現場ではCCNA取得者が重宝される

——お二人は、OZsoftに未経験で入社したメンバーが受講する研修で、講師を務めていると聞きました。どのような研修なのでしょうか。

Yoshikawa CCNA(Cisco Certified Network Associate)の資格取得をめざす研修です。いま、多くのインフラ関連の現場で米国メーカー、シスコシステムズの機器が使われています。CCNAは、それをあつかう能力を証明する資格。OZsoftでは、新卒入社の方であれば内定期間に、中途入社の方であれば入社してから最初の現場に出る前に、研修を受講。CCNAを取得してもらいます。

OZsoftはインフラ系のプロジェクトをメインに事業を展開。未経験でOZsoftに入社し、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたメンバーが多数、現場に出て活躍してくれています。それは、未経験者であっても、CCNA取得者であれば、お客さまが歓迎してくださるので。ネットワークやサーバの基礎を身につけているので、現場でイチから教えなくても、直ぐに戦力になってくれるからです。

Wada 現場に初めて出る未経験入社のメンバーにとっても、「CCNA取得のために勉強した」ということで、自信を持って仕事に取り組める効果もあります。実は私自身、 非IT系の専攻から新卒入社し、内定期間中にOZsoft の研修を受講。CCNAを取得してから現場に出ました。

その現場で、 仮想的なLANセグメントをつくるVirtual LANを設定したとき。設定ができずにエラーが出たので、そのエラーメッセージの内容から「Virtual LANに関連する技術が干渉して障害を起こしている」と仮説を立てました。結果、この仮説が正しく、すぐに不具合を解消できました。「新人さんにしてはすごいね」と、現場の担当の方からほめていただき、うれしかったですね。ネットワークの全体的な構造を理解しているからこそ、なにか問題が起きたとき、直ぐにその原因を特定できるのです。

——お二人は、OZsoftに未経験で入社したメンバーが受講する研修で、講師を務めていると聞きました。どのような研修なのでしょうか。

実機を使った演習を行うのが特徴

——では次に、研修カリキュラムの詳細を教えてください。

Yoshikawa ネットワークの基礎を体系的に学べる研修カリキュラムを組んでいます。おもに 3種類の学習方法を併用していて、まず市販の分厚い参考書を元に、ネットワーク理論を自習していただきます。学びが深まってきたら、『Ping-t』というCCNAを含めたIT系資格の学習サイトを活用。Web上にある問題集に取り組んでもらいます。

そして、秋葉原にあるOZsoftの本社オフィスで、実機を使って、現場でよく起こりがちなトラブルをわざと発生させ、その対応に取り組んでもらう演習にも参加してもらいます。人によって早い遅いはありますが、およそ半年ほどでCCNAに合格するケースがほとんどです。

Wada 基本的に実機研修は土日に、参考書やWebサイトを活用した座学は平日に実施しています。土日に実機研修を行っているのは、現場で活躍しているOZsoftのエンジニアに講師役を務めてもらうため。実は、吉川さんと私も、講師と並行して現場でエンジニアとしての仕事に携わっています。現役エンジニアが教えることで、「実際に業務で起きたトラブル」を実機研修に反映することができ、極めて実践的な研修ができる。この点は、OZsoftならではと言えるかもしれません。

——CCNAに合格するためには、どのような心構えが必要でしょうか。

Yoshikawa 受講生の大半はCCNAに合格しているのですが、中には、あきらめてしまう人がいるのも事実。「教えてもらえる」という態度で臨む人には厳しい研修なのではないでしょうか。エンジニアの仕事は現場で起きる問題を解決すること。その解決策は検索したら出てくるようなものではなく、自分の頭で考えて見つける必要があるものがほとんどです。ですから、研修の受講に当たっても、自分で調べたり、自分で考えたりすることが大事。それができない方は、エンジニア向きではないのかもしれません。

Wada 「自分で調べたり、考えたりすること」を、「おもしろい! 」と思えるかどうかが、わかれ目かもしれませんね。私自身、「なにかを学んで、物事を深く理解できるようになる」ことが、非常におもしろくて、CCNA合格まで、この研修を受講できたのだと思います。

——CCNAに合格するためには、どのような心構えが必要でしょうか。

現場に出てすぐに研修内容が役立った

——研修を修了してCCNAの資格を取得した後、現場に出て活躍した人材の具体例をシェアしてください。

Wada では、新卒の男性エンジニアの事例を紹介します。彼は、最初に携わった現場で、サーバの移行作業を担当。新旧のサーバに同じネットワークアドレスが存在していて、作業に支障が出たとき、アドレスを変換するための技術、NAT(Network Address Translation)を2回設定することで解消してくれた 。ネットワークの構造を理解した上で、研修で似たようなケースの対処方法を学んでいたことで、問題をすぐに解決できたのです。

Yoshikawa 私からは、私自身が経験したことをお話しします。研修を終えて初めて携わった現場で、コマンドの入力は正しいのに、ネットワークトラブルが起きてしまって。原因は極めて単純で、ルータやスイッチの設定が間違っていたこと。すぐにそう見抜いて、担当の方に報告。トラブルの早期解消につながりました。不具合の原因を想像するには、ネットワークの全体像を把握していて、かつ、実機を操作した経験が必要。その点で、OZsoftの研修はすぐれていると感じましたね。

——最後に、「未経験からITエンジニアになりたい」と考えている若手人材に向けて、メッセージをお願いします。

Yoshikawa 私自身、未経験からスタートして、研修を受講したひとり。きっと、この記事を読んでいる読者のみなさんと変わらない状態だったと思います。研修中は、難しさを感じたこともありましたが、あきらめずに取り組んでCCNAを取得できました。勉強することさえ、あきらめなければ、私たちが責任を持って最後までフォローします。安心して飛び込んできてください。

Wada ITエンジニアにあこがれてはいるが、「自分にできるだろうか?」と、チャレンジをためらっている人もいると思います。でも、そこから一歩、踏み出してみるだけで、見える景色が変わってくる。研修で知識を得れば、できることが増えて、自信がついて楽しく感じるようになりますよ。そしてお客さまから評価していただけるようになり、それがやりがいに変わってくる。ぜひ、挑戦してみてください。

——最後に、「未経験からITエンジニアになりたい」と考えている若手人材に向けて、メッセージをお願いします。

事業所概要

所在地 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-10-7 T・Iビル3F
TEL 03-3526-2571
URL http://www.ozsoft.co.jp/