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株式会社ノットグローバルホールディングス 代表取締役 松澤 崇光株式会社ノットグローバルホールディングス 代表取締役 松澤 崇光

“モノの旅行代理店”として世界を舞台に仕事をしよう

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“モノの旅行代理店”として世界を舞台に仕事をしよう
株式会社ノットグローバルホールディングス
代表取締役
松澤 崇光

貿易事業を手がけるノットグローバルホールディングス。活動の舞台は欧米や東南アジア、インド、中東など世界中に広がり、あつかうモノもネジ1本から車両や大型の設備機械まで多岐にわたる。そして運送手段も空路あり、陸路あり、海路あり。輸入も輸出も引き受ける。ひとつとして同じ仕事はなく、社員は変化にとんだ毎日を送っている。そんな刺激的な職場、ノットグローバルホールディングスの全体像について、代表取締役の松澤崇光が解説する。

※インタビュー掲載元はこちらになります


ラグビーW杯会場にLEDパネルを届ける

——ノットグローバルホールディングスが手がけるのは、どんな仕事なのでしょう。なにか最近の印象的な仕事の具体例をもとに、解説してください。

わかりました。読者のみなさんは、『ラグビーワールドカップ2019』をおぼえていると思います。日本代表の大健闘もあり、日本中が熱狂しましたよね。その試合中、ピッチサイドの両ゴールと横サイドに、さまざまな企業名や商品名を表示するLEDパネルが立てられていたでしょう。あれを会場に運び込む仕事を手がけたのがノットグローバルホールディングスでした。

1会場あたり200個ほど使うパネルを、大人が2人ぐらいは隠れられそうな大きなコンテナに入れて、パネルの製造工場があるインド(弊社の顧客がインド法人)から中国へ。AIR輸送にて中国から日本へ。その運送の手配、通関手続きのいっさいをノットグローバルホールディングスが引き受けました。当初は船便で余裕をもって運ぶ手はずでしたが、インド側の事情もあって大会ギリギリになってしまい、航空便に変更。成田、中部、関西の3空港に貨物が到着すると、トラックに積んで会場へ。その積み込み、積み下ろしにはフォークリフトを使います。トラックの手配もフォークリフトの手配も私たちの仕事。

無事、会場に貨物が到着したら、ピッチサイドに立てかける。ピッチサイドへの設置は他業者の為、会場脇までの配送。試合が終わったら撤去して、次の会場へと運ぶ…。大会期間中は、空港での貨物到着の立ち会いや、会場での設置・撤去の見届けのために、ノットグローバルホールディングスの社員が現場に出向き、ときには作業を手伝ったり。つきっきりで仕事に取り組みました。しかも、すべてが計画通りに進むわけではない。大会のさなか、大型台風が日本列島を襲いました。直前まで開催があやぶまれた試合もあれば、中止になってしまった試合もある。そのたびに、運送計画を立て直し、トラックの手配をし直さなければならない。胃が痛くなるような瞬間もありましたが、なんとかやりとげました。

——ノットグローバルホールディングスが手がけるのは、どんな仕事なのでしょう。なにか最近の印象的な仕事の具体例をもとに、解説してください。

——どんないきさつで引き受けた仕事だったのですか。

きっかけは、その年の春先のこと。インドの同業者から私あてに届いた、1通のメールでした。「こういうものを日本に運ぶ仕事があるけど、取りあつかいできるか」と。おそらく、「インド国内の工場から空港までの運送は手配できるが、日本へ輸出して、さらに日本国内の会場へ運送するとなると専門外だ。どこかできるところはないか」と、調べてみてノットグローバルホールディングスにたどりついたのでしょう。メールを見たときは、「ウソでしょ」と(笑)。当社みたいなベンチャー企業に、そんな大規模な案件の依頼が舞い込んでくるなんて、信じられませんでしたね。

この案件に限らず、ノットグローバルホールディングスが手がける仕事は、こちらから営業するのではなく、先方から依頼されてスタートするものが大半。この案件のように同業者が自社の専門外である部分を依頼してくるものだったり、個人が「海外からスーパーカーを輸入したいのだが…」と相談してくるものだったり、さまざま。いちばん多いのは、貿易をあつかう商社が、物流の手配業務を当社に依頼してくるケースです。

プロとしてのスピード感と提案力が強み

——商社ならば、やろうと思えば、物流の手配を自社でできるはずですよね。ノットグローバルホールディングスに依頼する理由はなんでしょう。

2点あると思っています。1点は、スピード対応。ノットグローバルホールディングスは国際物流の業務に精通しているので、「このモノをこの国からこの国へ運ぶなら、こういう手段が最適だ」とすぐ判断できる。そのうえ、私たちは同業他社よりもクイックレスポンスであることを心がけています。「お客さまからのメールにはすぐ返信するように」と社員に指導しているんです。ノットグローバルホールディングスのもつスピード感があったからこそ、ラグビーW杯の仕事の成功もあったのだと思います。最初の打診メールから半年足らずで大会当日でしたからね。

もう1点は、お客さまのニーズを探り、最適な提案ができることです。たとえば「とにかく低料金のところに頼みたい」というお客さまもいれば、「ある程度、料金は高くてもいいから、納期厳守でお願いしたい」というお客さまも。私たちはそこを見きわめて、ピンポイントで最適なプランをご提案します。これも国際物流の業務に精通しているからできること。

その際、できないことは「できない」と伝えます。たとえば、「この日までにトラックで届けてほしい」と依頼され、手配可能な運送会社さん、すべてに打診。その全部に「ムリです」といわれてしまった場合。ノットグローバルホールディングスは、「ご希望の日の翌日なら届けられます。それでどうでしょうか?」とご提案するでしょうね。

——商社ならば、やろうと思えば、物流の手配を自社でできるはずですよね。ノットグローバルホールディングスに依頼する理由はなんでしょう。

——「こちらが仕事を与えてやっているんだから」といった、おうへいな態度で運送会社側にムリを押しつけて、クライアントの意向をかなえる会社もあると聞いています。

ノットグローバルホールディングスはまったく違います。運送会社さんとは対等なパートナー。彼らが運送の専門家として「できない」といっていることは、尊重しなくてはいけません。彼らの要望も踏まえたうえで、お客さまに最適な提案をする。そうしていれば、結果的に、運送会社さんから「ノットグローバルホールディングスの仕事はムリのない条件だ」と認識され、他社より優先して仕事を引き受けてくれるようになります。運送業界の人手不足で、運送の担い手を見つけにくくなっているいま、運送会社さんと深い信頼関係で結ばれていることは、ノットグローバルホールディングスの大きな強みになっていると思います。

刺激的な日常が社員を急速に成長させる

——国内の運送業界の事情も含めて、国際物流の全体に精通していることが競合優位性になっているわけですね。しかし、幅広い知見をもつエキスパートを育成するのは時間がかかると思います。松澤流の人財育成術を教えてください。

じつは、私はなにもしていません(笑)。仕事のなかで成長してもらうんです。社員には自由にやってもらっていますね。「社内のルールの範囲内なら、なにをしてもいいよ」というスタンスです。それで社員がなぜ育つのかというと、2つの要因があると思います。

ひとつは、案件によって業務が毎回違い、たくさんの経験を早く積めること。ノットグローバルホールディングスの業務内容は旅行代理店をイメージしてもらえばわかりやすいと思います。お客さまのニーズにあわせて交通手段などを手配する仕事だからです。そして、海外旅行や海外からの訪日旅行専門というわけです。ただし、“旅行”するのは人間ではなくモノ。いわば“モノの旅行代理店”です。

そのなかで、ノットグローバルホールディングスはパッケージツアーではなく、お客さまのニーズにあわせて個別に企画を立てる旅行をあつかう代理店なんです。今日はフランスからの香水を航空便で輸入する案件をあつかったと思えば、明日はアフリカへ中古車を船便で輸出する案件を手がける、といった具合。国際貿易を手がける大手の会社では、「輸出の船便だけ」とか「輸入の航空便だけ」というように専門的な部門をもうけて、その業務のエキスパートを育成しています。一方、ノットグローバルホールディングスではみんなが多種多様なことを経験できる。だから、急速に成長できるんです。たぶん、ノットグローバルホールディングスに入社した瞬間から、「退屈」はまったく感じなくなると思いますよ。

——国内の運送業界の事情も含めて、国際物流の全体に精通していることが競合優位性になっているわけですね。しかし、幅広い知見をもつエキスパートを育成するのは時間がかかると思います。松澤流の人財育成術を教えてください。

——社員が急速に育つ、もうひとつの理由はなんでしょう。

なにかわからないことが出てきたり、困ったことにぶつかったとき、すぐに周囲に相談できる企業風土があることです。社員と社員との距離が近いので、つねにコミュニケーションをはかれる。とくに新たにジョインした社員に対しては、直属の上司だけでなく、私自身も含めて先輩たちが日ごろから声をかけて、相談しやすい雰囲気をつくっています。ですから、ひとりで抱え込むことなく、早く成長していける環境だと思います。

上場も視野にさらなる人財力強化をはかる

——最後に、今後のビジョンを教えてください。

将来的には株式上場を視野に入れています。時期の目安としては、5年後の2025年。世界中のさまざまなお客さまとお取り引きするにあたり、「日本の上場企業です」と自己紹介できる──。その信用力を得るのが大きな目標です。

また、同じ5年後をめどに、社内の公用語を英語にしたい。今でも社内では英語がとびかっていますが、それをさらに一歩、進めたいのです。その背景には、深刻な人手不足があります。ノットグローバルホールディングスはベンチャー企業。採用にかけられるコストに限りがある。大手企業と同じフィールドで取りあうのは厳しい。戦うフィールドを変える必要があるんです。そのひとつが外国人人財の採用。昨今、海外からの留学生で、日本語が十分に話せないことを理由に、就職できず帰国するケースが多い。社内公用語を英語にすれば、そういった方々を受け入れられるようになるわけです。

事業展開の面でいえば、やったことのないことを、どんどんやりたいですね。社員を退屈させないように、もっともっと、いろんな経験をさせてあげなければいけませんから。実際には、「ウチの社長、またバカなこと考えているよ」って思われているかもしれませんが(笑)。たとえば、食品や生き物など、他法令といった通常の品物では使われない別の法律に関する仕事をどんどん増やして行きたいですね。社員は「やめてくれ」っていうんですけど(笑)。でも、おもしろそうなチャレンジじゃないですか。私と同じように、人が考えつかないようなことを考えて、積極的に挑戦できる人と、ぜひ、一緒に働きたいと思っています。

——最後に、今後のビジョンを教えてください。

事業所概要

所在地 東京都渋谷区円山町28-3 いちご渋谷道玄坂ビル7階
TEL 03-6690-2005
転載元サイト https://hikoma.jp/knotglobal-hd/