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- 株式会社CI 中村 正彦 / 前田 圭介 / 木村 悠哉
エンジニアの自己成長に、
完全テレワークは最適な働き方です
エンジニアの自己成長に、
完全テレワークは最適な働き方です
株式会社CI
中村 正彦 / 前田 圭介 / 木村 悠哉
大阪市北区のシェアオフィスに本社があるITベンチャー、CI。しかし、そのオフィスで、メンバーの姿を見掛けることは、めったにない。同社では完全テレワークを導入しており、ほとんどのメンバーが自宅など、オフィス以外の場所で業務に携わっているからだ。中には、海外在住のメンバーも。今回は、CIでメンバーのマネジメントに携わる中村正彦、前田圭介、木村悠哉の3名に集まってもらい、座談会を企画。完全テレワークという働き方で、エンジニアがどのように自己成長を遂げられるのか、語り合ってもらった。
※インタビュー掲載元はこちらになります
PROFILE
■中村 正彦(統括マネージャー)
■前田 圭介(エンジニアリーダー)
■木村 悠哉(テクニカルディレクター)
自宅にL字デスクとデュアルモニターを導入!
——始めに、それぞれの業務内容を、「どこで仕事しているのか」も含めて、教えて下さい。
中村 私は、「お客様のシステム開発を受託などで引き受けるチーム」2つと、「自社プロダクトの開発チーム」を統括しています。現場のマネジメントは、ここにいる前田さんと木村さんに任せ、私自身はチーム全体のタスク進捗を確認して、成果物のクオリティをチェックしたり、技術面のサポートをしたり。また、お客様の案件に関しては、営業窓口の役割も担っています。
普段、仕事をしている場所は、主に自宅。本社オフィスから30分程度の場所にあるので、通勤しようと思えばできるのですが、オフィスに来社されたお客様の対応がある時以外は、出社はしませんね。あるとしても、月に1回程度でしょうか。
前田 私は、お客様のシステム開発を受託などで引き受けるチームで、リーダーを務めています。メンバーは4名。また私自身、エンジニアとして、プロジェクトに携わることもありますね。働いている場所は、私の場合も主に自宅です。L字型のデスクとデュアルモニターを置いて、快適に仕事するためのワークスペースを確保しました。中村さんと同じく通勤するとすれば30分程度ですが、本社オフィスに行くことはほとんどないですね。
木村 私の場合、「お客様のシステム開発を引き受けるチーム」と、「自社プロダクトの開発チーム」の両方をマネジメントしています。どちらも、エンジニア2名ずつをサポートする立場。また、私自身がプログラミングに携わることもあります。普段は、私も自宅で作業。メンバーとはボイスチャットで連絡を取りながら業務を進めています。オフィスから自宅までは45分くらいですが、私も出社するのは月に1回程度ですね。
バーチャル会議で発言が活発に
——皆さん、テレワークで仕事をしている訳ですね。では、CIのテレワークは、どのように進めていくものなのか、特徴を教えて下さい。
前田 バーチャルオフィスツールを導入し、フル活用しています。画面の中のオフィスに私を含めたメンバーのアイコンがあって、自分のアイコンが他のメンバーのアイコンに触れると、「話し掛ける」という意味になる。
それに、リアクションに使う絵文字が豊富にあるので、様々な感情表現が可能。バーチャルといっても、冷たく機械的なコミュニケーションにはならない。他に、「執務室」「会議室」といったルーム区分もあり、コミュニケーション手段としてビデオ通話、音声通話、テキストチャットが使えます。基本的には、リアルのオフィスにいるのと変わりはないと思っています。
中村 むしろ、リアルなオフィスよりもコミュニケーションが円滑になる面も。例えば、朝、このバーチャルオフィスツールを立ち上げることが、同時に「出勤」の合図になります。いちいち別のツールを使って出勤を記録する必要はありません。また、忙しい時に「今、プログラミングに集中しています」といった意思表示ができるので、話し掛けられて業務が中断してしまうこともない。むしろ、リアルなオフィスで「先輩、忙しそうだな…。今、話し掛けて良いのかな?」といった“空気を読む”必要が全くないので、やりやすいですね。
木村 付け加えれば、「面と向かって話すよりも、本音を言いやすい」メリットもあります。例えば、オンライン会議をする時、ボイスチャットを利用するのですが、顔が見えないので“顔色を窺う”こともない。そのせいか、バーチャル会議だと、リアルよりも発言が多くなるエンジニアもいますね。
でも、音声はお互い聞こえているので、相手を尊重しながら会話できる。SNS利用で社会問題化しているような、「顔が見えないのを良いことに、相手を傷つける発言をする」ということは起きない。非常に健全な意見交換ができていると思いますね。
スキルアップのための勉強に割く時間が増えた
——オンラインコミュニケーションのテクノロジーによって、リアルと同等か、むしろそれ以上に効率的な業務環境を構築している訳ですね。しかし、テレワークには「会社の一体感が損なわれる」「人財の教育・育成が上手くいかない」という意見もあります。マネジメントをする立場である皆さんは、そうした声をどのように感じていますか。
前田 個人的には、一体感醸成や人財育成の面で、テレワークがデメリットになると感じたことはありません。大事なことは、どうコミュニケーションを取るか。例えば、入社したばかりのメンバーに対しては、積極的に話し掛けるようにするでしょう。お互いの信頼関係を築くためには、コミュニケーションの量が必要だからです。こうしたことは、リアルでもテレワークでも変わらない。
あえて言えば、「初対面の時には相手が見えないと不安になるかもしれないので、カメラ機能をオンにして、顔を合わせて話すようにする」とか。テレワークならではの配慮というものは多少、ありますね。
中村 「テレワークでは一体感が損なわれる」という事態が起こるとすれば、細かなルールを定めていないからかもしれません。例えば、CIでは、「バーチャルオフィスで他のメンバーに話しかけられたら、自分のアイコンから絵文字を発して、感情表現する」というルールがある。話し掛けた時、笑顔の絵文字でリアクションされたら、とても嬉しいですよね。素っ気ないコミュニケーションになるのを防ぐ工夫です。そうした細かいルールを定めておけば、コミュニケーションが密になり、一体感の醸成にもつながりますよ。
木村 一体感を醸成するという点では、毎朝、バーチャルオフィス上で朝礼を行っています。メンバー同士、その日の業務を確認する程度の簡単なものですが、1日1回は、必ずメンバーとコミュニケーションを図る機会がある訳です。
課題があるとすれば、「話を聞いて欲しいのだが、言い出せずにいる」というメンバーの存在をいち早くキャッチして、メンタルをサポートすること。テレワークだと、どうしても難しいですね。
——バーチャルオフィスという先進的な環境でも、「朝礼」という、ザ・昭和なイベントを取り入れたほうが良いケースもあるのですね。では最後に、就活生や求職者に向けて、メッセージをお願いします。
前田 技術力については、最初から凄く高いレベルを求めている訳ではありません。CIに入ってからスキルアップすれば良いことですから。それよりも、自分からコミュニケーションが取れて、能動的に行動できる方を求めています。新しい仲間が増えるのを楽しみにしています。
中村 成長意欲の高い方が向いている会社だと思います。自分から学ぶ姿勢があれば、どんどん自己成長していける環境です。「通勤時間」がない分、自宅でしっかり勉強できるので、スキルアップも早い。テレワークを上手く活かして自己成長して欲しいですね。
木村 CIには指示待ちタイプの人は合わず、自律自走できる人が理想。その点、今、フリーランスエンジニアとして活躍している方などは、求めている人物像に一番、近いかもしれません。CIは、自社プロダクト開発や、企業のシステム開発、ゲーム制作など、幅広い案件を手掛けているので、フリーランスでは得られない、多様な経験を積むことができます。キャリアアップの手段として、CIへのジョインを考えてみて欲しいですね。
事業所概要
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転載元サイト | https://hikoma.jp/creative-innovation/ |