株式会社エフ・エフ・アルファ 執行役員 大山 淳株式会社エフ・エフ・アルファ 執行役員 大山 淳

急成長中のフードベンチャーで、
新しいビジネスを開拓して下さい

急成長中のフードベンチャーで、
新しいビジネスを開拓して下さい
株式会社エフ・エフ・アルファ
執行役員
大山 淳

コロナ禍で飲食の宅配ニーズが高まる中、“注文から30分後に一番、美味しくなる”パスタを提供する『わたりあん』が話題になっている。運営しているのは、東京・渋谷に本社オフィスがあるフードベンチャー、エフ・エフ・アルファだ。和食の職人が中心になって、麺の素材や調理方法を工夫。お客様が自宅で食べる時に、アルデンテの状態で提供できるパスタの開発に成功した。同社では、今後も“食”に関わる斬新なビジネスを数多く、立ち上げていくという。そこで今回は、エフ・エフ・アルファの執行役員である大山淳を取材。詳しい事業内容や求める人物像などを語ってもらった。

※インタビュー掲載元はこちらになります


PROFILE
大山 淳(執行役員)

コロナ禍によるピンチをチャンスに変えた

——最初に、エフ・エフ・アルファの事業内容について、解説をお願いします。

現在、一番、力を入れているのは、「バーチャルレストラン事業」と呼んでいる飲食のデリバリーサービスです。これは、パスタ、ステーキ、ハンバーグ、スイーツ、韓国料理、台湾料理の6ブランドを、FCによって全国展開しているもの。特に、『わたりあん』というブランド名で展開しているパスタが人気で、首都圏を中心に北海道から九州まで80店舗を超える規模になっています。“注文から30分後に一番、美味しくなる”ように加工した特殊な麺を使い、明太子クリームパスタなど和風テイストの料理を提供。飲食の宅配サービスに特化したサービスで、高評価をいただいていますね。
 
『わたりあん』を始め、デリバリーサービスは今、毎月10~15店舗のペースで増加していて、今期中には全体で300店舗にまで拡大する予定。また、新事業として、ECサイトによる食品販売をスタートさせ、非対面型の飲食サービス事業をさらに強化していきます。
 
一方、対面型の飲食サービスについては、『淡路島と喰らえ』など、職人が作る本格的な和食料理店を直営で展開。コロナの影響で店舗数は減らしましたが、健康志向の高まりに合わせて、新たに薬膳レストランやヴィーガン向けレストランなどをオープンし、業態・ブランドの多角化を推進しています。

——対面型の飲食サービスは、コロナの影響で大きな打撃を受けたところもあると聞いています。

当社も同じです。東京都から「ソーシャルディスタンスを」という要請が来た時、「私達のビジネスは崩壊する…」と危機感を覚えました。従来の私達には、対面型のサービスしかなく、店舗へ多くのお客様に足を運んでいただき、回転率を上げていく形態。当時、コロナ収束の見込みは全く立っておらず、コロナ禍が長引くにつれてお客様の習慣が変わっていく。「早く変革しないと手遅れになってしまう」。そう思って直ぐに、ビジネスモデルの転換に着手したのです。
 
幹部のメンバーで話し合い、「デリバリーサービスを始めよう」と決めました。とはいえ、店舗のスタッフの業務負荷を増やしたくはない。飲食店のスタッフは、お客様に料理をご提供して、満足いただいているお顔を直接、拝見することに、やりがいを感じるもの。ですから、顔の見えない相手に向けてデリバリーの料理を作るのは“余計な仕事だ”となりがちです。
 
そこで考えたのは、セントラルキッチンを設けること。デリバリー用の料理については、セントラルキッチンで下ごしらえを行い、デリバリーの注文を受ける各店舗では、最後の仕上げだけを行うようにしたのです。これによって、スムーズにデリバリーの売上を増やしていくことができ、無事、コロナ禍で迎えたピンチを脱出できました。

——対面型の飲食サービスは、コロナの影響で大きな打撃を受けたところもあると聞いています。

仲間と一緒に新たなチャレンジをしたい

——なるほど。飲食業界では、対面型サービスを完全に止めてしまい、非対面に切り替えた企業も少なくないですが、エフ・エフ・アルファは既存の店舗も活かす方針を採用したのですね。

はい。一緒に働いている仲間と、新しいことにチャレンジすることを選択しました。対面型サービスで培った、“食”によってお客様に喜んでいただくノウハウと、そのノウハウに精通しているスタッフこそが、当社の宝。例えば、和食の達人とも言うべき、腕の立つ職人さんが多数、働いてくれているのが当社の強みですが、その人達が研究を重ねて、今の主力事業である『わたりあん』の特殊なパスタを開発してくれました。非対面サービスへと一気に転換して、こうした人財を切り捨てるようなことをしていたら、新商材の開発は実現できなかったと思います。
 
また、社会全体として、コロナの影響で外食店舗の閉鎖が相次ぎ、セントラルキッチンも稼働できなくなる企業様が増えていました。そうしたセントラルキッチンを“居抜き”で譲り受けることで、デリバリーサービスのバックヤードを早く整えることができたのも、大きかった。ベンチャー企業ならではの意思決定の速さが、コロナ禍のピンチから、早期に脱出できた要因だと思います。

——なるほど。飲食業界では、対面型サービスを完全に止めてしまい、非対面に切り替えた企業も少なくないですが、エフ・エフ・アルファは既存の店舗も活かす方針を採用したのですね。

飲食業界の外からの転職も歓迎します

——フードベンチャーとしてビジネスモデルの転換に成功し、成長軌道に乗った今、どんな人財を求めていますか。

新しいことにチャレンジできる人を求めています。これからも当社では、市場の変化に応じて新ビジネスを企画し、立ち上げていきます。業界の既成概念を打ち破るような発想でアイデアを出し、事業をフレキシブルに運営できる方が望ましい。その意味では、飲食業界の経験はなくてもOK。エフ・エフ・アルファとして求めているのは渋谷のオフィスで、本部スタッフとして活躍していただける方。厨房など「飲食店の現場で働きたい」という人は、各店舗でスタッフを募集していますから、そちらを見ていただきたいですね。

——新しい仲間を迎えた上で、今後、どのような成長戦略を描いていますか。

デリバリーサービスなど非対面型ビジネスについては、コロナの影響がひと段落しても、一定の需要が継続すると見込んでいます。現在、展開しているのは6つのブランドですが、さらにブランド数を増やしていきます。また、スポーツクラブと提携し、脂質・糖質などのバランスを考えたレシピと材料をまとめて販売する、ミールキットの提供もスタートします。こうした取り組みを通じて、前期比で150%成長を達成する見通しです。
 
対面型でも、新規の店舗のオープンを継続する予定です。コロナの影響もだいぶ、落ち着いてきたようで、既存店のお客様も、かなり回復していますから。ただし、今までのようにターミナル駅の近くに大型店舗を出し、フル回転させるようなオペレーションは考えていません。例えば、世田谷区の三軒茶屋駅から徒歩20分の立地で、そばと天ぷらを提供する、こぢんまりとした店を出す予定。自宅でお仕事をされている方が、昼食や夕食のために、お一人様で利用されることを意識した店舗です。
 
さらにヴィーガン向けレストランでは、「お客様の食生活についてのチェックシートを用意し、その記入内容を見て、シェフがお客様に最適な料理をご提案する」という試みをスタートさせました。グランドメニューはなく、一人ひとりに合わせて料理を作るというアイデアです。

——新しいことにどんどんチャレンジしているのですね! 最後に、求職者へ向けてメッセージをお願いします。

非常に幅広く、“食”に関連する様々な領域のサービスに取り組んでいる会社ですので、他社にない経験ができると思います。また、ベンチャー企業として、新しいビジネスに常にチャレンジしていきます。そのため、メンバーのアイデアや意見を尊重し、そこを起点に事業を立ち上げていくことも考えています。是非、私達と一緒に、エフ・エフ・アルファを盛り上げていきませんか。興味を持っていただけた方からのご応募を、お待ちしています。

——新しいことにどんどんチャレンジしているのですね! 最後に、求職者へ向けてメッセージをお願いします。

事業所概要

所在地 東京都新宿区西新宿区4-32-13 西新宿フォレストアネックス506
TEL 03-6276-1630
転載元サイト https://hikoma.jp/ff-alpha/