株式会社ミマツ 代表取締役 松良 正毅株式会社ミマツ 代表取締役 松良 正毅

大手メーカーが求める基準を必ず満たせる製缶技術と
優秀な技術者がミマツの強み

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大手メーカーが求める基準を必ず満たせる製缶技術と
優秀な技術者がミマツの強み
株式会社ミマツ
代表取締役
松良 正毅

東芝、三菱重工、荏原製作所…。ニッポンを代表する大手メーカーが、発電所に設置する圧力容器などの製作を、社員10名ほどの小さな工場に直接、発注している。神奈川県相模原市のミマツだ。昭和38年の創業以来、半世紀以上にわたって製缶業を続けている。オーダーメイドに対応する“クラフトマンシップ”で、精密さ・堅牢さ・耐久性など全ての基準を満たすモノづくりを実現。今回は、ミマツの高い製造技術の背景にある経営理念や人財戦略について、代表の松良正毅 に解説してもらった。

※インタビュー掲載元はこちらになります


PROFILE

代表取締役
松良 正毅

難易度の高い仕事ほど、ハードルを越えたくなる

——ミマツは半世紀以上、事業を継続しています。長寿の要因は何でしょうか。

優秀な技術者が活躍していること。それに、生活インフラとなる電源開発に関わる仕事を主力にしてきたことが大きなポイントでしょうね。景気に左右されない分野ですし、量産化やロボットによる生産が難しい仕事ですから。発電所や変電所の設備は、ロケーションによって仕様が変わるので、全て一品生産なんです。一つひとつ、図面を見ながら手作業で調整しないと納まりが悪くなったりする。そこで、ミマツは高品質を保てる“クラフトマンシップ”を持つ技術者の育成に力を入れてきました。だからこそ、今まで長く事業を継続できたのだと思います。

——ミマツは半世紀以上、事業を継続しています。長寿の要因は何でしょうか。

——なるほど。では、“ミマツならでは”と言えるような、“クラフトマンシップ”を存分に発揮した仕事の例を教えてください。

例えば、以前ある大手メーカーさんから、「どう考えても2週間はかかるな...」という案件を、「どうしても1週間で」と依頼されたことがありました。他社には「とてもムリです。」と断られ、ミマツに話が持ち込まれた。そこで、何とか1週間で製作するために、できるだけ同時並行で別々の作業を進められるよう、役割分担を工夫することで作業スピードをアップさせたんです。

また、材料の調達先の会社さんにも掛け合って、短い期間で納品して頂きました。こうした努力によって、依頼主の大手メーカーさんのご要望に応え、通常2週間かかる案件を1週間で完成させることができたのです。

大手メーカーさんからは高く評価していただき、継続的に仕事をいただけるようになりました。

元々は私も現場の技術者の一人でしたので、現場の作業は熟知しております。本件はとても1週間で完成できる内容ではなく、非常に難易度の高い仕事でしたが、一緒に高いハードルを越えようとしてくれる“クラフトマンシップ”を持った信頼できる技術者たちがいたからこそ、私自身このような采配を振るうことができました。

——経営者である松良さんもまた、“クラフトマンシップ”を持つ技術者の一人なんですね。

ええ。私自身も経営者になるまでは、現場の技術者の一人でした。技術者のときは常に技術を向上させることを考え、日々の業務に取り組んでいましたね。例えば、発電所に設置する圧力容器の製作を依頼されたとき。圧力容器の溶接には、『普通ボイラー溶接士』の免許が必要です。「取得が難しい」と言われていて、免許を維持するためには2年に1度、実技テストを受けなければいけないハイレベルなもの。当時、私がまだ『普通ボイラー溶接士』の免許を持っていなかったころに大手メーカーさんより圧力容器の製作依頼がありました。その時は免許が無かったためにお断りせざるを得なかったのですが、技術者としてのスキルを磨くだけでなく、これからのミマツの仕事の幅を増やしていくためにも絶対に必要な免許だと思い、取得を決意しました。晴れて『普通ボイラー溶接士』の免許を取得したのちに、自ら圧力容器の製作をお客様へ提案し、その後ご依頼頂けることとなりました。圧力容器関連の案件は現在も継続してご注文頂いており、ミマツの主軸製品の一つとなっております。このケースに限らず、難易度の高い仕事の話が来れば、「ミマツの実績となり、発展するチャンスになる」と捉え、どんな仕事でも積極的に取り組むようにしています。

——経営者である松良さんもまた、“クラフトマンシップ”を持つ技術者の一人なんですね。

アナログの良さを残しつつ、ハイテク化を推進

——高品質の仕事を続けていくために、社員にはどのようなことを伝えていますか。

「『継続』『確認』『反省』の3つを頭に入れて行動するように」と、伝えています。1つ目の「継続」とは、「繰り返し地道に活動を続けることが大事だ」という意味。ルーチンワークであっても、手を抜けない大事な仕事が多く含まれていますから。また、「確認」は、怠るとミスにつながる。プロフェッショナルとして必ず意識しなければいけない。そして、3つ目の「反省」とは、次に良い仕事をするために、課題の改善を図ることです。もしもミスが起こったなら、その原因をしっかり考えて同じミスが起こらないようにして欲しい。この3つの1つでも怠れば、プロとして後退することになる。常に現状以上にレベルアップして成長していくために必要な、基本的な行動原則なのです。

——高品質の仕事を続けていくために、社員にはどのようなことを伝えていますか。

——ありがとうございます。では、会社として、ミマツがさらに成長・発展していくために、どのようなビジョンを描いていますか。

一つひとつの仕事を確実にこなしていくことで、お客様の信頼を増やしていくことです。今までも、そうして成長してきた企業ですから。この方針はミマツの軸の一つとしておりますので、大きく変えることはありません。ただ、お客様のニーズに応える能力を高める努力は継続していきます。そのため、今後の成長戦略として、技術者の手作業に頼るアナログの良さを残しつつも、デジタル化によって業務の効率化を図っていくつもりです。

例えば、作業現場にモニターを置いて、いつでも図面を表示して参照できるようにするとか。今は紙の図面を使っているので、いちいち広げなくてはいけない。他にも、モニターを通してお互いに作業状況を共有し合い、先輩社員が後輩へ遠隔で指示を出せる仕組みを作るといったことも考えています。

目指すはお客様の満足度100%

——最後に、社外の方々へ向けてメッセージをお願いします。まず、求職者の方々へは、どのようなことを伝えたいですか。

ミマツの仕事は、生活インフラを支える重要なもの。それに携われる大きなやりがいがあります。そして、自分自身が手を動かしてモノづくりをするので、文字通り“手応え”のある仕事。「自分が社会に貢献できている」という実感を得られる仕事なのではないでしょうか。入社後に、技術力をしっかり身につけられるようにサポートしますので、私たちと一緒に仕事をしてみませんか。たくさんの方からのご応募をお待ちしています。

——最後に、社外の方々へ向けてメッセージをお願いします。まず、求職者の方々へは、どのようなことを伝えたいですか。

事業所概要

所在地 神奈川県相模原市南区大野台3-25-23
TEL 042-755-5887
転載元サイト https://hikoma.jp/marusan-mimatsu/